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デリバティブ(金融派生商品)は米国の証券資本によって開発された商品です。
デリバティブの役割は相場の動きを大きく拡大させることにあります。
日経平均株価を例にとると、先物取引によって、実際の現物株の動きが一日300円〜500円というように、上下に大きく拡大されているのです。
デリバティブは低迷するアメリカの株式市場を活性化させる目的でつくられたと言われています。
デリバティブの狙いは、機関投資家など、膨大な資産を持つ大口投資家の持っている大量の保有有価証券にありました。
お蔵入りになった有価証券を担保にし、相場が上がっても下がっても、儲けることのできるような、売買の仕組みを開発したのです。
つまり、先物、裁定取引、オプション取引などの取引を組み合わせ、巨大な資金を動かして、相場の動きに関係なく利益をあげようとしているのです。
デリバティブによってアメリカ証券資本は大きな利益を手にし、続いて世界各国の証券・金融市場に導入させることによって、世界的に市場を支配しようとしています。
その中でオプション買いはこのデリバティブの中心的な存在として現在では、毎日活躍しています。
しかし、この「オプション取引」というのは、少額の資金で無制限の利益というのに対して、利用する時は、どれだけ頑張っても10%ぐらいの勝率しかないという厳しい現実です。
では、「オプション取引」についてもう少し掘り下げて学んでいきましょう!
「オプション取引」というものが難しく見えるのは、時間価値や本質価値に加えて、アットやボラティリティといった耳慣れない言葉のせいにほかなりません。
仕組みを理解すれば、実に単純です。
明確なバクチといったほうがわかりやすく、「オプション取引」の用語の中で大切なのは時間価値と本質価値の端境である価値の転換点です。
このポイントは「アット」と呼ばれます。
この「アット」がオプション理論の中核に位置し、複雑なものにしています。
時間価値というのは、実際の日経平均株価と購入者が選ぶ権利行使価格までの間の値段を決めるものです。
うまい具合に選んだ権利行使価格を実際の日経平均株価が超える時まではこの時間価値を売買することになり、その市場価格をプレミアムといいます。
そして権利行使価格を実際の日経平均株価が超えると、時間価値は急速に減りはじめ、本質価値が現れます。
この本質価値は日経平均株価の動きに近いものとなり、これまでの時間価値とちがう大きな動きになります。
わかりやすく説明すると、普通、日経平均株価の1ヶ月の変動幅は大きくはならないのですが、まれに短期間で1500円以上も動くことがあります。
1500円ぐらい離れた権利行使価格のプレミアムは150円ぐらいですが、アットになるころには、3倍ぐらいになります。
そしてアットを過ぎてから、日経平均株価の変動幅が1500円進んだとすると、それは全て本質価値として、需給分を入れて1600円ぐらいになり、投入資金の10倍以上が手元に転がり込んでくることになります。
これがオプション取引の「買い」独特の商品特性です。
ここで覚えることは、何故そうなるのかということではなく、日経平均株価がアットを通過する時に、時間価値に猛烈なレバレッジ(テコの原理)が働き、プレミアムの値段が急騰するということです。
このようにオプション取引とは、安い時間価値での小さな可能性にかけ、めったにない本質価値による大当たりを狙うものだといえます。
よくオプション取引の根拠を研究する人がいますが売り側に有利な設計意図になっていますのでいくら研究しても意味がありません。現在の値がいつも正しいのです。
さらにオプションは売り方との相対取引であり、理論価格にその時々の需給が絡むため、プレミアムの価格は千変万化するものです。
特に下げ相場のピーク時は先物、オプションによるヘッジが重なり、非常に高いプレミアムが発生することがあります。ここまでがオプション取引の基礎知識になります。
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